みなさん、こんにちは。新大阪のテラ行政書士事務所です。
最近ニュースを見ていて、胸が締め付けられるような出来事がありました。
スポーツの舞台で、選手のみなさんが一生懸命がんばってきた成果が、「大人の事務ミス」によって発揮できなくなってしまったというニュースです。
今年1月には、ミラノ・コルティナ冬季五輪を目指していたボブスレー男子の日本代表チームが、連盟側のルール誤認で出場枠を失ってしまいました。さらに10月には、地元・大阪の中学校体育連盟(大阪中体連)の担当者さんがU16陸上競技大会のエントリー期限を勘違いし、中高生8人が大会に出場できなくなるという悲しい事態も起きています。
オリンピックと身近な学生の大会。規模は違いますが、どちらも選手は1ミリも悪くないのに、周りの大人の「確認不足」で夢の舞台が奪われてしまったという共通点があります。
今日は手続きを仕事にしている行政書士の視点から、この問題の本質についてお話ししてみたいと思います。
「知らなかった」「勘違いしていた」が命取りになる理由
今回の2つのケースを振り返ると、次のような原因がありました。
- ボブスレーのケース: 新しく変更された国際ルール(他の種目の成績も合算されること)を、国内の連盟が正確に把握していなかった。
- 大阪中体連のケース: 担当者さんが申込期限の日付を勘違いしていて、締め切りの直前に気づいたものの、システムの都合上もう間に合わなかった。
スポーツの世界では、グラウンドの上のルールだけでなく、「大会にちゃんと申し込む」「資格を満たす」という事務的な手続きも、勝敗を分ける大切なルールの一部なんです。どんなに足が速くても、どんなに厳しい練習に耐えてきても、エントリーがされていなければ、スタートラインにすら立てません。
事務ミスを「担当者のせい」にしてはいけない
私たち行政書士は、役所への許認可の申請や、期限のある大切な書類を毎日扱っています。1日提出が遅れただけで、お客様の何千万円というビジネスがストップしたり、人生の計画が狂ってしまったりする、とても責任の重い仕事です。
だからこそ強く感じるのは、これらを「担当者個人のうっかりミス」で片付けてはいけないということです。
人間はどれだけ注意していても、いつか必ず勘違いや見落としをします。大切なのは、「ミスが起きないような仕組み(ワークフロー)」を組織で作っていたかどうかです。
- 期限から逆算して、スケジュールをチーム全員で共有する
- 申請ボタンを押す前に、必ず別の人がダブルチェックする
- システムの仕様(締め切りが過ぎたら絶対に受け付けない等)を事前に確認しておく
こういった防衛策が、今回は機能していなかったか、あるいは一人の担当者さんに業務が丸投げされていたのかもしれません。
手続きとは、誰かの「未来を守る行為」
「大人のミス」と言ってしまえばそれまでですが、チャンスを奪われた選手たち、特に多感な時期の中高生にとっての「今」は、二度と戻ってこないかけがえのない時間です。進路やこれからの競技人生にだって、大きく影響してしまいます。
手続きとは、ただの事務作業ではありません。誰かが積み重ねてきた努力を形にし、「その人の未来の権利を守るための大切なステップ」なのだと、私たちは改めて胸に刻む必要があります。
私たちテラ行政書士事務所(新大阪)でも、入管・ビザの申請や、相続、会社の設立など、お客様の人生の節目となる重大な手続きをたくさんお預かりしています。
「うっかり忘れていた」「日程を取り違えていた」が決して許されない世界だからこそ、私たちはこれからも「確認・共有・期限の逆算」を徹底していきます。
大切なチャンスを大人の不手際でつぶしてしまわないように──。スポーツ界のニュースを他人事だと思わず、私たちも日々、身を引き締めてお客様の大切な書類に向き合ってまいります。
